『ワーグナー・プロジェクト』は、これまで横浜(2017)、フランクフルト(2019)、大分(2020)と都市を移動しながら展開してきました。2022年1月には金沢21世紀美術館で1ヶ月間にわたってHIP HOPの学校を開催する予定です。
開催に先立ち、今回はプレイベントとして1日限りの「学校説明会」を実施します。学校が好きな人・苦手な人、ヒップホップに興味がある人、これから始めたいと考えている人、すでにヒップホップをやっている人、新しい演劇や美術のあり方に関心のある人、ちょっと風変わりな「学校説明会」にぜひお集まりください!INFORMATION
【開催日時】2021年2月21日(日) 10:30〜16:30
【会場】金沢21世紀美術館 シアター21
【参加申込】peatixより予約
【主催】金沢21世紀美術館[公益財団法人金沢芸術創造財団]
▶途中入退場自由
▶参加無料
▶定員50名(先着順、定員になり次第締切)TIMETABLE:午前の部
【MOVIE】『グラフィティロス』
ブラジル・グラフィティカルチャーのドキュメンタリー映画の上映会
10:30- 監督・阿部航太によるプレトーク
10:45- 上映(70分)TIMETABLE:午後の部
HIP HOPの学校
学校説明会
- 【INTRODUCTION】
13:00- 『ワーグナー・プロジェクト』って何? - 高山明
- 【LECTURE 1】
13:30- ヒップホップって、何? - 荏開津広
- 【LECTURE 2】
14:15- ラップ入門+ミニWORKSHOP - ダースレイダー
- 【TALK】
15:15- グラフィティって、何? - Snipe1、荏開津広、阿部航太
- 16:00- 質疑応答
- 司会:田中沙季
講師プロフィール
高山明
2002年に創作ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。国内外の諸都市において、ツアーパフォーマンス、映像インスタレーション、社会実験的プロジェクト、言論イベント、観光ツアーなど、多岐にわたる作品やプロジェクトを展開している。いずれの活動においても「演劇とは何か」という問いが根底にあり、演劇の可能性を拡張し、社会に接続する方法を追求。観客論を軸に、観客自身が創造的に現実の都市や社会のなかで不可視なものと出会い、思考する装置としての演劇を提案。2013年にはPort都市リサーチセンターを設立し、演劇的発想を観光や都市プランニング、社会実践やメディア開発などにも応用する取り組みを行っている。www.portb.net
荏開津広
執筆/DJ/京都精華大学、立教大学非常勤講師。ポンピドゥー・センター発の映像祭オールピスト京都プログラム・ディレクター。90年代初頭より東京の黎明期のクラブ、P.PICASSO、ZOO、MIX、YELLOW、INKSTICKなどでレジデントDJを、以後主にストリートカルチャーの領域において国内外で活動。著書に『人々の音楽について』(EDITION OKFRED、2010年)、共訳書に『サウンド・アート』(フィルムアート社、2010年)。主なキュレーションに『サイドコア 身体/媒体/グラフィティ』(2013年)、プログラム・ディレクションに『ポンピドゥー・センター公式映像祭 オールピスト東京』(2014年)など。https://kompass.cinra.net/article/201912-egaitsuwatanabe_kngsh
ダースレイダー
1977年、フランス・パリ生まれ。ロンドン育ち、東京大学中退。ミュージシャン、ラッパー。吉田正樹事務所所属。2010年に脳梗塞で倒れ、合併症で左目を失明。以後は眼帯がトレードマークに。3ピースバンド、ベーソンズのボーカル。オリジナル眼帯ブランドO.G.Kを手がけ、自身のYouTubeチャンネルから宮台真司、神保哲生、プチ鹿島、小西克哉らを迎えたトーク番組を配信している。著書「NO拘束〜ダースレイダー自伝」「MCバトル史から読み解く日本語ラップ入門」など。
Snipe1
日本人グラフィティライターの先駆者として知られるsnipe1は、1990年代初頭のNYグラフィティ界に10代で身を投じ、その後世界中のグラフィティコミュニティを巡りコネクションを築いた後に帰国。活動の拠点を日本に移し、今日までの日本に於けるグラフィティカルチャーの興隆に多方面で尽力してきた。2018年、自身初となるソロエキシビションを、村上隆が運営するHidari Zingaroにて開催し、好評を得る。ストリートカルチャーの感性に基づきながらも、グランジとも言うべき「汚さ」のエッジを取り入れた、ダーティ且つ誰にも似ない独自なスタイルを貫くsnipe1のグラフィティは、常に固定観念を破壊する危うさを孕んでおり、LA、NY、バンコク、香港、メルボルンなど、世界中の前衛ギャラリーにて今もなお、アート界をボミング中である。https://www.instagram.com/fukitalltokyo/
阿部航太
デザイナー、文化人類学専攻。1986年生まれ、埼玉県出身。2009年ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校卒業後、廣村デザイン事務所入社。2018年同社退社後、「デザイン・文化人類学」を指針にフリーランスとして活動をはじめる。2018年10月から2019年3月までブラジル・サンパウロに滞在し、現地のストリートカルチャーに関する複数のプロジェクトを実施。帰国後、阿部航太事務所を開設し、同年にストリートイノベーションチームTrash Talk Clubに参画。アーティストとデザイナーによる本のインディペンデントレーベルKite所属。2019年にブラジルのグラフィティライターたちを追ったドキュメンタリー映画『グラフィテイロス』を発表。http://abekota.com
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